ほんとはスゴい一輪車
一輪車の技とか演技とかを見たこともない人たちにとって、いったい一輪車ってなんなんでしょう。自転車から車輪を一つ取っただけの乗り物?それとも子どものおもちゃ?たぶんその程度かもしれませんね。
私たちのクラブでは機会があるたびに、他の小学校や文化祭に行ったり、パレードに参加したりして一輪車の演技を披露しております。一輪車の演技を見た人の多くは、一輪車ってこんなことをやるんだ!こんなことができるんだ!と、驚いて、感動してくれるのです。
一輪車のスゴさを知らない人がまだまだたくさんいるんだな〜と、そのたびに感じます。
こんなことを書いている私も、実はほんの1年半前までは、ただの子供の遊び道具だと思っていました。両手を広げて体を小きざみにふるわせながらバランスをとる姿を見て、ケラケラ笑ったこともありました。それがどうでしょう。
「こんなもの、乗れるわけがない!」
昨年のいつだったかは忘れてしまいましたが、はじめて一輪車をまたいだときの感想です。べつに簡単だとは思っていなかったけど、乗れるようになるまでは相当時間がかかりそうな予感がしました。
そしてさらに…。今年の2月、さ〜てオレも一輪車はじめようかな!?とマイ一輪車を買ったのもつかの間、クラブの先生にグサッ!!とトドメをさされたのでした。
「乗れるようになるまで、たぶん半年か1年かかりますよ(笑)。」
声としては聞き取れませんでしたが、先生の目が「若くないんだしぃ」と言っていたことを今でもハッキリと覚えています。
たしかにその通りで、あれから4ヶ月たった今、まだ3メートルしか乗れません。えっ、3メートルじゃ乗れたことにはならないって!?はい、まだ壁からはなれられない「壁ぎわ族」ですから。
乗れるだけでもむずかしいのに、片足でこいだり、バックしたり、スピンしたり、いやいやもっとスゴい技がたくさんあって、毎週末、そんな光景を目の当たりにしています。自分が一輪車に挑戦しはじめて改めて、一輪車のスゴさを実感しています。